NCAAカレッジバスケットボール最新ランキング
ウィチタステイトが、絶対的なホームコートアドバンテージを持つコークアリーナでオクラホマに苦杯。11位まで落ちた一方、今季初のランク入りとなったオクラホマは一気に17位。OUはPK80での1敗(vsアーカンソー)のみ。
アリゾナステイトが大躍進!37シーズンぶりとなる3位!
1980-1981シーズンは、バイロン・スコット、ファット・リーバーにアルトン・リスターを擁したチーム。以降、徹底的にステイトライバル、アリゾナ大学の後塵を拝したASU。そのアリゾナとのPAC12カンファレンスゲーム、日本時間大晦日のアウェイゲームで真価を問われます。
格下相手にポロポロと敗れてしまったノートルダムとフロリダがランク落ち。クレイトンが再びランクイン。
無敗はビラノバ、アリゾナステイト、マイアミ(フロリダ)とテキサスクリスチャン(TCU)の4校のみ。ビラノバも次のヤマは大晦日で、@バトラー。ジョージワシントンに勝ったマイアミは遠征距離がすさまじく、次はハワイでダイヤモンドヘッドクラシックというイベントに参戦。勝ち抜くのは難しい。TCUも大晦日のカンファレンスゲーム、vsオクラホマがカギ。
以下、今季の勝敗から。
サザンナザレン>オーラルロバーツ>ミズーリステイト>マンハッタン>ハーバード>マサチューセッツ>プロビデンス>ボストンカレッジ>デューク
よって、サザンナザレン>デューク(笑)*サザンナザレンはディビジョン2の無名校
こんなわけは無いのですが、、、これこそがカレッジバスケットボール!
記者投票ではなく、とことん数字にこだわったお馴染みのランキング、ケンポン。
こちらも1位はビラノバで、ミシガンステイト、バージニア、テキサスA&Mが続きます。ゴンザガはこちらでも12位。
Game of the week
オクラホマ91-83@ウィチタステイト
繰り返しますが、ウィチタのコークアリーナのファンは熱狂的で、アウェイで勝つのは難しい。オクラホマの見事なアップセットでした。隣の州にキャンパスを構える学校同士の定期戦。昨季は@オクラホマで、勝ったのはウィチタでした。
NBAドラフト2018に向けた注目選手
トレイヤング(1年生、6-2、81.6kg)
上記ウィチタ戦勝利の立役者にもなったのがヤング。
29点、10アシストのダブルダブルでした。
今季スタッツ、28.8ppgは全米1位。
ハイメジャー校の選手が得点リーダーになるのは珍しい。チーム平均得点93で、バージニアテック、デュークに続く3位であるオクラホマのオフェンスをリード。スコアリングに関わる数字は特筆もので、FGを決めた数8.67(平均)も全米1位、アテンプト18.44は同5位、フリースローも成功数7.78(同3位)、アテンプト8.89(同8位)。ほか、8.89apgは全米3位、平均2.11のスティールも全米で50位。完全にNBAレンジから放っているスリーは試投9.78が全米7位(成功数は17位)。
比較対象はもちろん(?)ステフカリー。カリーほど滑らかではないですが、1年生にしてこのパフォーマンスは凄まじい。身体能力が特段優れているわけではありませんが、シューティングは言うことなし。当たりならステフ、ハズレならジマーという評価。個人的にはその間ではと思うのですが、どうでしょうか。ONE&DONEが濃厚。
カリーの活躍がほぼ同時に伝えられ、アメリカと同じようにカリー人気が凄まじい日本。
小さい選手の武器の一つになりうる超ロングレンジ。
なぜ日本でヤングのような選手が出てこないのでしょうか???
本当に本当に不思議です。
まさか「そんな遠い距離から放るなんてとんでもない」「NBA選手の真似なんてとんでもない」などと言う指導はこの期に及んであり得ないと思いますが、、、
和製カリー、和製ヤングの出現を望みます。
NCAAにおける日本人、日本所縁の選手所属校の動向
ジョージワシントン大学と渡邊雄太
ホームに6位マイアミ(フロリダ)を迎えたビッグゲーム。
2年前の、やはり6位だったバージニアを破ったゲームの再現を期待しましたが・・・
50-59で敗戦。
相変わらずチームディフェンスが堅いものであることは証明しましたが、前半スコアが15-32。
エース・渡邊雄太は厳しいガードにあいましたが、オープンショットを作ること自体は成功。しかしこれもマイアミの作戦か、ビッグマン、オーナルドトロらの放つショットはことごとく外れ、内容とはかけ離れた一方的なスコア。
ジョージワシントンはマイアミの1年生スター、ロニーウォーカーがベンチから出てくる開始5分まではマンツーマンでのぞみましたが、これが裏目に出た格好。早々に離され、以降使い続けたゾーンディフェンスで善戦しながらも、追いつくことはできませんでした。
悔やまれる一戦。通算5勝6敗。
しかし、マイアミの6位は過大評価。
ジョージワシントンのゾーンディフェンスに苦しみ、アウトサイドシューティングの貧弱さを露呈(スリーは5/21)。ここまでそれほどタフではないスケジュールでしたが、全勝は長く続かないでしょう。
ケンポンではゴンザガよりも下の14位。
強烈なプットバックダンク(↓動画のちょうど3:00あたり)など、その身体能力の高さを見せつけたNBA候補、ロニーウォーカーも、スリーは1/7。ONE&DONEに向けた課題です。
マイアミでもう一人注目したのが2年生ガードのデジャンバジルヘビッチ。
オーストラリア人の彼は、2014年のFIBAu17世界選手権の銀メダリスト。八村塁が率いた日本は、この準優勝国とオーバータイムにもつれる接戦を演じました。4番がバジルヘビッチ↓
ジェイソンテイタムやジョッシュジャクソンらのアメリカに大敗したゲームだけがクローズアップされますが、そのアメリカに唯一善戦したオーストラリアと延長を戦った日本。このゲームで日本の武器となったのは、14/34を沈めたスリーポイントでした。
スリーが不調の渡邉雄太(0/2)は9点、8リバウンド、2アシストに2ブロック。
マンツーマンディフェンスでは、マイアミのもう一人のエース、ブルースブラウンをよく守りました(ブラウンは3点のみ)。オフェンスでは、逆にブラウンが渡邊を徹底マーク。注目度の高さがうかがえました(ブラウンは怪我明けながらゲームハイ38分を強行出場。ほぼ渡邊を抑えることに専念した印象。)が、これをかいくぐっての活躍とはいきませんでした。
チームオフェンスに不満が残ります。
エースプレイヤー、渡邊雄太へのガードが厳しいのは百も承知ですが、あまりにもボールタッチが少なすぎる。渡邊はパスも捌ける好選手ですが、そもそもボールが回ってこない。エースである渡邊にもう少しパスを回す展開ができないものでしょうか。
一つの要因は2年生ガードのジャイアボールデン。コンボガードの彼はボール運びを行って、スコアリングも得意。実際、渡邊に次ぐ14.4ppgをあげているのですが、持ちすぎる傾向。チームのアシストとターンオーバーの比率0.95(全米201位)という停滞しがちなオフェンスは、間違いなくPGをつとめるボールデンの責任によるものだと思います(チーム1の数字とは言え3.0apgは物足りない)。
11月のホーム、ライダー大学戦。2点ビハインドのGW最後のポゼッションで、ラストショットを放ったのは渡邉でなくボールデンでした。ブルックリン出身でフィラデルフィアのエリート校出。プライドが高いのはわかりますが、、、コーチ陣の操縦に期待します。
最後のインターカンファレンスウィーク。ジョージワシントンはホームゲームが2つ。ニューハンプシャーとハーバードを、日本時間12月21日と24日に迎えます。*ニューハンプシャー戦はA10のチャンネルで、ハーバード戦は今季から開始されたStadium×フェイスブックで無料視聴が可能です。
ホームでこの相手なら、2勝は間違いないはず!
ゴンザガ大学と八村塁
試験があったため、全米的に週1ゲームのみでした。
ゴンザガも17日にホーム戦、vsノースダコタ。
昨季も度々あった、気の抜けたゲームで大苦戦。オーバータイムの末に、89-83でようやく逃げ切りました。
八村塁は9点、5リバウンド。
次戦、日本時間19日にIUPUI(インディアナ大学・パデュー大学インディアナポリス校)とホームで。続く22日にアウェイでサンディエゴステイト戦。2勝必須。再来週より、ゴンザガもカンファレンスゲームスタートです。
ジョージアテックとシェーファーアヴィ幸樹
エース、ジョッシュオコーギーがようやく復帰。19得点で牽引し、フロリダA&Mに79-54と快勝。
通算5勝4敗と出遅れましたが、ここから挽回です。息つく間もなく、次戦は20日に州内ライバル・ジョージア大学とアウェイ。23日はホームでライトステイトと。
シェーファーアヴィ幸樹選手は大差のついた終盤登場も、早々に足を痛めて交代。まだまだこれから。
ポートランド大学とタヒロウディアバテ
アウェイでのシアトル大学戦、76-89で敗北。通算4勝7敗。
タヒロウはこの日もDNP。試験の都合でしょうか?
ピマコミュニティカレッジ(NJCAA)と榎本新作(アイザイアマーフィー)
ウェストウィングプレップ戦を139-66の圧勝。榎本は11得点。通算9勝1敗と好調。
NJCAAランキング(ディビジョン2)が更新され次第、追記します。
<追記>
ランキング出ました。6位!!→NJCAA(ディビジョンⅡ)ランキング