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<2021年4月20日追記>
富永啓生選手、ネブラスカ大学へは2年生からの編入となるようです!
*短大で2年を終えましたので、通常なら当然3年生からの編入ですが、コロナの影響により、2020-2021シーズンのプレイは「カウントされない」とのこと。
”アーリーエントリーしない限り”、残り3季をNCAAディビジョン1、それも全米1,2を争うハイレベルのビッグテンでプレイすることとなります。
ネブラスカ大学(University of Nebraska-Lincoln,NU)概要
タイプ | 公立 |
ロケーション | ネブラスカ州リンカーン(州都) |
ニックネーム | コーンハスカーズ(Cornhuskers、とうもろこしの皮を剥く人、ネブラスカ州民の俗称) |
チームカラー・スクールカラー | 赤、クリーム |
カンファレンス | ビッグテンカンファレンス(Big Ten) |
バスケットボールアリーナ | ピナクルバンクアリーナ(15,500人収容) |
フットボールスタジアム | メモリアルスタジアム(85,458人収容) |
オフィシャルサプライヤー | アディダス(2020年4月時点) |
なかなか日本ではネブラスカ大学グッズを買えませんが、アメリカのアマゾンから購入するのはおすすめです。そこまで高額になりません。
バスパン↓
多くのハイメジャーがNBAクラスのアリーナを所有!
ネブラスカ大学のバスケットボール
5度の全米優勝を果たしているフットボール校として知られるネブラスカ大学(しかし近年のフットボールは低迷)。
ファイナルフォー進出どころか、NCAAトーナメントへの出場そのものがわずか7回。しかも全て1回戦負けで、未だトーナメントで1勝もできていません。
バスケットボールへの注力はややなおざりにされていました。
ただ、その戦績はハイメジャー校ゆえのもの。
所属のビッグテンカンファレンス、前所属のビッグ12カンファレンスともに強豪校揃いのため、フットボールかバスケットボール"いずれかに"予算を投入せざるを得ない事情はありました(ミシガンやオハイオステイト、テキサスなどの”スーパー”大学は例外)。
両スポーツでパッとしない状況が続くNUですが、バスケットボールヘッドコーチには、2019年にフレッドホイバーグを招聘。
地元リンカーン生まれ、母校アイオワステイトでHCデビューしたホイバーグは2年目に20勝到達。チームをNCAAトーナメントに導くと、4季目(2013-2014)にはジョージスニアングやメルビンエジムらを擁してスウィート16。好成績を収め、NBAシカゴブルズに引き抜かれるほどとなりました。
さすがにブルズでは勝てなかった(4季で115勝155敗)ものの、その手腕に期待が集まります。
ネブラスカ大学出身のNBA選手など
NBA選手は少ない。。。直近ではアイザイアロビーのみ。
日本で最も有名なOBはティロンルーでしょうか。エリックピアトコウスキあたりも。さかのぼって、白人ビッグマンのリッチキングとデイブホッペン。ホッペンは1985年の神戸ユニバーシアードでアメリカ代表の一員として来日。アルビダスサボニス率いるソ連(当時)に敗れたものの、ロンハーパー、チャックパーソンらで銀メダルを獲得した好チームでした。
→USAバスケットボールのページ *決勝の米ソ戦、劇的な幕切れがインパクト強すぎでして、、、日米戦はほとんど記憶にありません。
NBA選手ではありませんが、ニュージーランド代表のタイウェブスター(現在はトルコの有名クラブ、ガラタサライ所属)もOB。これは当時のオーストラリア人アシスタントコーチ、クリスハリマンによるもので、17,18歳の若さでオーストラリアNBL(チームはニュージーランドブレーカーズ)でプレイしていたウェブスターを見初めたようです。参考記事
このように、日本とは比べものにならないほど多い、オセアニアのNCAAディビジョン1選手勧誘の背景には、オーストラリア人コーチの存在があります。そして、若干17歳前後の高校生を国のトップクラブチームでプレイさせる(報酬はなし)環境。
男子にもNCAAディビジョン1に日本人コーチが現れ、Bリーグクラブのトップチームで高校生がプレイする。こういった環境になれば、日本人NCAA選手はさらに増えてくるかもしれません。
女子のディビジョン1、ローバートモリス大学の森田コーチ、池松選手が好サンプルですね。
ちなみに、コーチ交代によりネブラスカを出たハリマンは現在カリフォルニア大学のアシスタントコーチ。ヘッドコーチはBリーグ川崎の日本代表、ニックファジーカスをネバダ大学でコーチしたマークフォックスです。
ネブラスカ大学バスケットボールの未来と富永啓生選手
ホイバーグらネブラスカコーチ陣の、富永啓生選手への期待は大きい。
まず何と言っても富永選手の「入学が2021年である(class of 2021)」であるこということ。
勧誘に対して富永選手がコミット(入学意思決定)したのは2019年11月末。
ネブラスカのClass of 2021最初のリクルーティング選手となりました。
いくら八村、渡邊両選手により日本人選手の株が上がったとはいえ、日本の高卒、テキサス州の田舎町にある短大選手にそうそう注目は集まっていなかった。が、富永選手はそのレンジャーカレッジに進学するや、和製カリーぶりを発揮。
Junior College(JUCO、短大)からの選手集めに定評のあるホイバーグが一瞬で惚れ込み、他校に知られる前に声をかけた、と推測できます。
ただ、”2021年”はもったいないの一言。今すぐにでもNCAAディビジョン1で通用する実力を備えながら、今年2020年秋からのシーズンもレンジャーでプレイする必要があるのは・・・惜しい。
おなじみの→バーバルコミット
先日書いた通り、カレッジバスケットボールではヘッドコーチが全てと言って過言ではありません。
ネブラスカは、(ホイバーグがアイオワステイトでやってのけたように)間違いなく強くなります。
富永選手が過ごすであろう2(3?)シーズン、NCAAトーナメント出場、初の1勝、そしてそれ以上の躍進を楽しみに待ちたいと思います。
*ホイバーグによるネブラスカの再建1年目。2019-2020シーズンは7勝25敗(ビッグテン2勝18敗で最下位)。散々でした。
最終戦となったインディアナポリスでのビッグテントーナメント1回戦。
選手が揃うこともままならなかったNUは、2人のフットボール選手を起用。
相手のインディアナファンからも喝采↓
”本業が”フットボール選手である2人によるピック&ロールから、エントリーパスとパンプフェイク!アメリカがスポーツ大国であることを思い知らされます↓
観に行きたいですね!こちらもまた書き直します!
<追記>
ネブラスカ大学のことを、"NU"と表記しております。
正式名称がUniversity of Nebraskaだから、"UN"が正しいのでは?というお問い合わせをいただきましたが、"NU"が正解です。
これは旧ビッグ8カンファレンスで呼ばれていた略称で、ネブラスカと同様に、コロラド大学はCU、カンザス大学はKU、ミズーリ大学はMU、そしてオクラホマ大学はOUとされています。カリフォルニア大学やシンシナティ大学(UC)、ケンタッキー大学(UK)、オレゴン大学(UO)などと混同を避けるためですね。特にカンザスは"KU"に絶対的なプライドを持っていますから、くれぐれも"UK"と呼ばないように注意しましょう(笑)