Bリーグのスタッツ。今回は個人成績です。
まず得点とシューティング関連。
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得点(1試合平均)トップ20
2月20日時点より、顔ぶれが変わりました。
トップスリーは”Bの王様”ニック・ファジーカス以下、ダバンテ・ガードナー、ジュリアン・マブンガと変化なしでしたが、大物・ジョシュ・チルドレスがさすがにリーグに慣れたのか数字を伸ばしました。他の途中加入の大物、渋谷のロバート・サクレ、滋賀のクレイグ・ブラッキンスの得点はそれほど伸びず。
千葉のオフェンスを支えたタイラー・ストーンも6位まで上昇。
日本人(帰化選手除く)では金丸晃輔が最後までその凄みを見せつけたものの、前回ランクインの横浜・川村が後退。富山・城宝とともに13.4ppgで全体26位。そして13.2ppg、28位タイで千葉・富樫と東京・田中、次いで12.9ppgの三河・比江島、12.3ppgの千葉・小野と、「らしい」名前が揃いました。
*続いて、1分間あたりの得点。外国籍選手には出場時間の制約があるため、出してみました。あえて、総出場時間の大小は考慮していません。
こうなると、金丸でさえ名前が消える(22位)ほど外国人選手依存度が表れます。日本人の次点は栃木・古川。ppgでは上位にこなかったものの、ここはさすが。層が厚い栃木にあって、限られた出場時間で結果を出しています。総出場時間18時間強。出場時間リーグ1位は秋田・安藤の33:50。
フィールドゴール%トップ20
*試投100以上を対象としています。
三河・バッツ、川崎・スパングラーが維持。
そしてppgで目立ったのはストーンですが、千葉のヒルトン・アームストロング、マイケル・パーカーの数字が際立ちます。
際立つと言えばファジーカス。アテンプトが1000を超えたのはファジーカスだけ。当然相手ディフェンスもきびしい中、成功率54.6%というのは・・・すさまじいです。
日本人1位の永吉も健闘。22位に同じく川崎の野本、23位に三遠・太田と、期待のビッグマンが続きます。
そして田臥勇太!187/376の49.7%はさすがとしか言いようがありません。インサイドのプレイヤー以外では1位。京都の村上、川崎・篠山が続きます。
スリーポイント%トップ20
*これも試投を100以上としました。
よって、公式1位(金丸)と違ってベテラン・折茂がリーダー。さすがです。
日本人ガードがほとんどの中、千葉・小野が高確率を維持。
続いてスリーポイント試投ランキング↓
前回成功率20%台だった琉球・岸本、東京・ギャレットは改善。
フリースロー%トップ20
Bリーグ初年度は「ファジーカス劇場」であったと言っていいでしょう。試投リーグ1位の399で成功率80%超え。
試投で大きくファジーカスを下回りながら、確率まで悪い日本人選手はまずここから改善が必要でしょう。
日本バスケットボールの課題はサイズ、フィジカル云々だけではありません。フリースローは国際大会でも必ず生命線となりえます。このカテゴリーが改善されないとプロ選手とは呼べないのではないでしょうか。