注目を集めてきた彼は、インディアナ州のNAIA校・ベセル大学へ進みます。
※NAIA(National Association of Intercollegiate Athletics、本部はミズーリ州カンザスシティで、NCAAとは別組織。NCAA校と公式戦を行うことはある。)
今回は、日本ではあまりなじみのない、NAIAスクール・ベセルと田中力選手の2022-2023シーズンについて。
田中力選手についての過去投稿:
> 田中力選手にユタ大学がオファー~NCAAxアジア・オセアニア
> NCAAカレッジバスケットボール-コーチ交代と田中力選手+転校生
> 田中力選手の現在~NCAAディビジョン1大学への進路は確実!
ベセル大学(インディアナ州)のバスケットボール-NAIAカレッジ情報
ベセル大学(Bethel University)概要
タイプ | 私立 |
ロケーション | インディアナ州ミシャワカ |
ニックネーム | パイロッツ(Pilots) |
チームカラー・スクールカラー | 青、白 |
カンファレンス | クロスローズリーグ(Crossroads League) |
バスケットボールアリーナ | ゲイツジムナジアム(2,400人収容) |
フットボールスタジアム | フットボールプログラムなし |
オフィシャルサプライヤー | ナイキ*2022年10月時点 |
ベセル大学のバスケットボール
優良プログラムです。
前にも載せたこちらのとおり、学業も含め、非常にバランスの取れたベセルはNAIA有数です。
もちろんバスケットボールも。全米優勝こそありませんが、非常に強力。
「奥が深い」
ベセル大学バスケットボール2022-2023
プレシーズンのNAIA全米ランキングには名前が載りませんでした。
そして、所属カンファレンスのクロスローズリーグ。こちらのプレラクンクでも、10校中7位の評価。
がしかし、これは過小評価なのと、上の全米ランキング(Top25)に、同カンファレンスから3校(!、全米5位インディアナウェズリアン、同8位グレイス、同14位マリアン))がランクインしていることも要因。※同19位の近隣校・インディアナ大学サウスベンドとも対戦予定あり。
田中力選手のほか、3人(!)のNCAAディビジョン1(ジャクソンビルステイト、インカーネイトワード、UNCアッシュビル)からの転校生を獲得した今季のベセルは強いはず、です。
> 2022-2023ベセル大学バスケットボールスケジュール
大変ありがたいことに、ホームゲームは全て無料でライブ中継があるようです!
面白いのは、ポストシーズンにNAIAトーナメントがあるほか、地元インディアナでNCCAA(ナショナルクリスチャンカレッジアスレティックアソシエーション)トーナメントも開催されること。
「奥が深い」
田中力選手
日本時間11月28日、朝からホームでのデビュー戦が中継されました。
83-67で勝利したこのゲーム。1年生ながらスタート起用された田中選手は22得点(チームハイ)、5アシストの大活躍。
ハンドリング、クイックネス、スリーポイント、ディフェンス、そしてAttitude・・・全ての面で大きな向上が明らかな田中力選手は、やはりNCAAディビジョン1レベルのプレイヤーで、大きな存在感を放ちました。
> ボックススコア
本人が望んでいる(はず)、NCAAディビジョン1スクールへの転校は、「どれだけ見てもらえる機会があるか」という点のみ。
少なくとも、このデビュー戦のプレイを見れば、欲しがるD1校はかなりあるはず、と言えます。
(カンファレンスプレビューにおいて、D1転校生のチームメイト、ドゥリューラッツ(6-1の4年生ガード)がオールリーグに選ばれていますが、、、ぶっちゃけ、田中力選手の方が上でしょう!!)
NAIAのバスケットボール
全く馬鹿にできないレベルです。強力。
「奥が深い」
> 全230校
昨季のファイナルゲーム。決してレベルが低くないのがわかります。
2022優勝は、ニューオーリンズにあるロヨラ!
NCAA、NAIA、、、アメリカの大学バスケットボールレベル
以前、バスケットボールの各カテゴリーレベルを「かなり乱暴に」という注釈付きで、以下のように載せました。
これを、リバイスしてみました↓
リーグ全体の”幅”か、選手の”幅”かで見方が変わる。
思いきり、異論を認めます。。。